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冤罪救援

​波多野冬くんを放火冤罪から救う会

波多野冬くんを放火冤罪から救おう 

【新着情報】

冤罪ロジック

物証無し

弁護人証拠

​全て不採用

状況証拠

​穴だらけ

罪状不適切

​裁判員裁判回避

原因不明の火災発生時、現場にいた人間は全て放火犯となる

波多野冬からのメッセージ

【平成30年8月某日】

 先日、岩手県に出向く機会を得ました。せっかく初めて岩手まで来たので三陸沖を見ておこうと釜石から石巻まで海岸線沿いを南下し 

 ながら現地の様子を具に見てきました。

 美しいリアス式海岸と青く光る海との美しい風景に心を奪われてしまいました。そしてこの地形が故に3.11に襲来した津波の被害を大き

 くした一因でもあるのだと強く感じました。沿岸に広がる広大な更地、美しいリアス式海岸とは真逆な巨大な防波堤、津波が遡上した 

 際にも河川周囲に被害が及ばないよう高く作り直された堤防。

 行き交う車両の多くがダンプカーで、常に砂埃がなっていました。復興は確実に進んではいますが、まだ道半ばだと強く感じました。

 私は14年前中越地震で自宅、店舗ともに被災し、避難所生活を余儀なくされました。過去に阪神淡路大震災が起こったとき、テレビか

 ら流れてくる悲惨な情景に心打たれながらも、どこか他人事だったように記憶しています。

 そして自らが地震で被災して当事者となったとき、ようやくその苦しみが理解できました。

 3.11の震災及び津波の被害を報道等で見たとき、あまりの被災規模の大きさに実感が湧いてこなかった事も事実でした。今回三陸沖を訪

 れたのは少しでも肌で感じたかったからです。もちろん自分自身がそうだったように当事者ではないと分からないことも間違いなく沢山

 あるとは思います。

 冤罪事件もこれまでは巻き込まれた人は家族や周りの人も含めて大変だなぁ~、と思いましましたが、どこか他人事に感じていました。

 今自らが冤罪事件の当事者となり、日本の刑事裁判のあり方や、レッテルやその評価により信じ難い辛さを本人はもちろん家族や友人に

 与えてしまうという事を痛感させられています。

 冤罪事件の当事者となってしまった以上、これも自らに与えられた試練なんだとポジティブに考えを改め、今後の人生において『冤罪』

 という問題に私自身が取り組む機会を見えない運命のようなものに導かれたのだと思い、弁護団の先生方、支援を頂いている家族、親

 族、友人、有志の皆様と共に戦い、真実である『無実』を証明するとともに、多くの冤罪被害者のために人生をかけて行こうと決意致し

 ました。

​ 今後ともご支援、ご助力をお願い申し上げます。

【平成30年7月某日】

 ある日、テレビのニュースで「袴田死刑囚の再審開始が東京高裁で取り消された」と一報が伝えられ、私は大きなショックを覚えた。

 弁護側が示した最新のDNA鑑定をもとに再審開始を求め、静岡地裁はそれを支持した。

 然しながら検察はいつものように抗告、判断は上級審である東京高裁に持ち込まれたが前述のような結論に至った。

 最新の鑑定方法の信用性を疑いとしている。

 裁判所、検察は何を守りたいのだろうか?

 過去の判決判例を覆されることを恐れているのだろうか?

 そして先般最高裁で逆転無罪を勝ち取った事で一躍話題となった「煙石博さん冤罪事件」。

 冤罪はこうやって作り上げられるという典型的な事件である。

 警察による誤認逮捕、検察による誤起訴、裁判所の誤判。

 この冤罪事件に関わった警察捜査員、検事、裁判官は何一つペナルティを課せられことなく職務を続けている。

 煙石博さんの言葉を借りるなら「国家、司法による犯罪」である。

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